百首家 旅羽/2014.9.

9月からのトップ絵でした。年末までそのままでしたが…(汗)。
百首家の旅羽です。百首・百歌・百詠家は一族名を百人一首から取る縛りの一族なのですが。秋の句の名前の子…と考えて思いついたのがこの子でした。24首目の「このたびはぬさもとりあへず手向山…」より、「たびは」で「旅羽」です。
旅羽の交神月。手は交神相手の”百首晴天王”こと千々(チヂ)です。彼女は当時氏神として上がらなかったのですが、亡くなって一年と少し後、特例の氏神として天に迎え入れられます。

旅羽の顔グラは女4(上1左4)ですが、こういう髪型なのには事情がありまして。恋人だった千々が亡くなった時に、彼女は自慢だった自分の髪の毛をバッサリ切り落として、千々の遺体と一緒に棺に入れてもらうようにお願いしたからです。

旅羽と千々は5ヶ月違いの幼馴染でした。千々の方が年上です。旅羽の来訪時に、千々が何かとちょっかいを出して大喧嘩になりました。特に旅羽の方が腹を立てて「千々とはもう口きかない!」と言い出し、何ヶ月かは口もきかなかった二人です(プレイ当時、討伐の時はお互いにだけは、回復の進言を全くしないと言う事がありまして/苦笑)。
それから更に数ヶ月経って、お互い大人になったのか、ちらほらと回復進言を始めたので、なんとなく和解したのかな…と思った所に、千々に交神話が上がってきました。
千々の交神話を聞いて、旅羽はとても沈んだ気分になります。それは自分が千々の事が好きだから…と気づいたのは、千々が交神に赴く前の潔斎期間(百首家の一族は、交神前になると数日間、潔斎を行います)の事でした。
これまでも、千々には京の町に馴染みの女が居たり、あちこちで遊んでたりしていました。けれど、いつもあまり長続きはしていなくて、旅羽や他の家族は「また別の女の人?」と呆れ顔でいました。結局の所、千々はどんな人とつきあっても長続きしなくて、私達家族の所に帰って来るんだ…私は家族だから特別なんだ…と言う安心感のようなものが、旅羽の中にはありました。ただ、「千々が子供を作る」と言うのは、今までと勝手が違いました。
交神へ向かう前日、旅羽は千々に様子がおかしいことを指摘されて自分の想いを告げてしまいます。
千々は自分が旅羽の好みのタイプではないと思っていたので、告白にとても驚きました。多分、何やっても旅羽は自分の方を向かないだろうなと千々は思っていて、それなら、家族としてずっと自分の側に居ればそれでいいや、と。だから、思わず「何で、俺?」と返事をしてしまいますが、「私にも分からないわよ」と困り顔の旅羽に、彼女が嘘を言っていない、本当に自分の事を想っているのだと知り喜びました。

そんな紆余曲折を経て、二人はお互いを大切な人と確認しました。千々の交神が終わった後に上がってきた旅羽の交神話を、千々はことごとく止めて「俺は絶対に氏神になる。だから旅羽と交神するのは俺だ」と言って亡くなりました。旅羽もそれを信じていましたが、不安もありました。千々は本当に氏神になれるのか、もしかしたらもう会えないんじゃないか、分からないならせめて、自分の一部と一緒に埋葬して欲しい…と言う思いから髪を切り千々と一緒に埋葬してもらいました。
なので、髪の長い旅羽→千々生存中(幼馴染から恋人同士まで)、髪の短い旅羽→千々が亡くなった後(交神して正式に夫婦)…と言うことになります。
そして、旅羽の髪を氏神となった千々が大切に持っていたので、昼子がそれを使って、旅羽を他家の氏神として昇天させて、後日無事に氏神となった旅羽が、百首家に輿入れができた…というエピソードに繋がります。

↓トップ絵の時は、旅羽の名前になぞらえて秋のイメージだったので、紅葉バージョンです。



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